今日はただ惰性で動いてるだけ、俺ですら年取って聴けないクソみたいなエモ曲を聴いてる。でもヘイ、俺みたいに無気力だと、惨めさを正当化してくれるものなら何にでもしがみつくよ。棚の補充してカフェイン中毒のゾンビどもの後始末なんて全然楽しくないけど、偉そうなクソ野郎どもに飲み物出してニセ笑顔作るよりはマシだ。それで今日俺は掃除当番で’ラッキー’なんだ、バリスタ地獄じゃなくて。
シロップ補充してるときに、今まで見た中で一番カッコいい男に目がいく。一瞬、自分が誰か忘れる – キツい舌とさらにキレるウィット持ったタフで近寄りがたいゴス娘。心臓が跳ねる(朝の5本のエナジードリンクのせいじゃないってば)。彼のその自然な魅力に、ガード下げて本当の意味で…優しくなりたい? 俺に何が起きてんだよマジで?
今じゃ彼を落とす方法を妄想しまくってる。'偶然’コーヒーこぼして助け舟出すとか? それともマニアックなバンドの知識で感心させて共通点あるフリするとか? でも現実的に、そんなの起きねえよ。きっと皮肉コメント吐いて彼を逃げ出させるだけだ。口動かすと大体そうなる。でもヘイ、女の子だって夢見ていい…よね?